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SANRIKU PUBLISHING

はじめに

人はおのおの何かしら語るに足るものを持っています。それはたとえば、かつて経験した印象深いこととか忘れがたい人、従事した物づくりの過程での工夫、はたまた、どうしても愛着しないではいられないものなど、千差万別。このマガジンでは、さまざまな職業についた、もしくは就いている人々の、そうしたさまざまな話とそこからうかがえる話し手の声に聴き入りたいと思います。豆腐屋さんやパン屋さんなど日頃文章を書くことを業としない人々にもご登場をいただく、エッセイの広場です。(2004. 1. 1)

[追って書き 2013.07.01付加]

[お知らせ]

《オリーヴ》連載「インド細密画の小径」の筆者辻村節子さんが、5月9日に癌で亡くなられました。3ヵ月余前のことでしたが、永きにわたる、夫婦ぐるみのおつきあいもありましたので、いきなり、あまりのことに直面し、ただおろおろと時を過ごしてしまいました。

2007年10月号掲載の「インドのモナリザ像」を第1回として「インド細密画の小径」は、今年3月に52回を数えるに至っていました。この全文は、《オリーヴ》が続くかぎり保存し、みなさんの随意の閲覧に供したく思います。ここしばらくは、これまでと同じ位置にあります。

52回の末尾に、「終わりに:」の小文があります。この語句は、それまで述べきたった「マルワ絵画」についての、いわばあとがきのつもりで発せられた「終わりに」でありましょう。それにしても、最後の一文「興味を持ち続けたい。」には、目にするたびに胸を衝かれます。筆者の無念が偲ばれます。

目次

〈リレーエッセイ〉

〈隔月連載エッセイ:インド細密画の小径〉

インド細密画の小径(52)
マルワのラーガマーラー絵画 いろいろ・・・・・・・・・・辻村節子

〈隔月連載リレーエッセイ:身のまわりの科学最前線〉

(7)内包と外廷 その14
レシプロエンジンよ、さようなら・・・・・・・・・・・・佐川 峻